「助け主聖霊」
ヨハネの福音書14:15-19；姫井雅夫牧師

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イエス様のご生涯を見ていくうえで、いくつかの大事なポイントがあります。イエス様がお生まれになったクリスマス、イエス様が蘇られたイースター、そして今日は聖霊様が降臨したペンテコステです。今日はそのペンテコステに関連した聖書箇所を見ていきます。
 
　（ヨハネ14:15）「もしあなたがたがわたしを愛するなら、あなた方は私の戒めを守るはずです。」
ここでいう「わたし」はイエス・キリストを指しています。神様を愛していると言いながらも、自分勝手な人生を歩んでいる人はたくさんいます。日本では、洗礼を受けてから平均3年ほどたつと教会に来なくなる人も出てきます。救われためぐみの中で、終わりまで信仰の生涯を全うすることができるように、私たちは戒めを守らなければなりません。
 
　（ヨハネ14:16）「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなた方にお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。」
“わたし（イエスキリスト）”、“父（天地万物をお創りくださった父なる神）”、“助け主（聖霊）”
この三位一体でおひとりの神様を指しています。助け主はいつまでも私たちとともにおられます。今日はその助け主が与えられたことを記念する日なのです。
 
　（ヨハネ14:17）「その方は、真理の御霊です。」
私たちには聖書を読んでも内容がわからないときがあります。しかし真理の御霊が働いてくださるとき、聖書の真理を知ることができるようになります。あなたの心にある罪、神に背いているあなた自身が、人生を狂わせ永遠の滅びへ追いやるのです。しかし神様はあなたを愛しています。あなたがどのような環境で生まれ育ってきたのか、また私たちに弱さや憎しみがあることも、神様は知ってくださり、愛してくださいます。そんな私たちを永遠の滅びから救うためにイエス様は十字架にかかりました。このことを信じさせてくださるのが聖霊なる神様なのです。
 
　（14:17）「世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです」
　神の愛と真理をわからせてくださる方を、あなたは心のうちに受け入れていますか。私たちはもともと知らないうちの一人だったでしょう。神様に背を向けた人生を送ってきたでしょう。そんな私たちに神であられることを証しするために助け主聖霊が与えられました。聖霊がみなさんの心に語り掛けてくださったとき、神様の愛と救いの恵みのすばらしさを受け取ることができます。
 
　今日この恵みの日であるペンテコステに、聖霊なる助け主が私たちの心に触れてくださいますように。そして私たちが心を開き、心のうちにお迎えすることができますように。