「互いに仕え合いなさい」邵晨光牧師–2023.08.13


「互いに仕え合いなさい」
ペテロの手紙Ⅰ4:7-11;邵晨光牧師

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  聖書を通して、私たちは互いに愛し合い、互いに仕え合うことを命じられています。そしてそれらは、聖書を通して教えられている大切な真理であります。天災や人災が多発し、混乱した昨今の世の中を見ると、聖書において預言されているとおり、万物の終わりが近づいていることがわかります。終わりの時代において、私たちはどのようにして互いに愛し合うべきでしょうか。
 
1.熱心に祈る(7節)
①〜身を慎んでよく祈る〜 ペテロが書いた手紙の宛先は、迫害に遭っている教会の人々でした。神様に属する者となったあとは、時には祈りを通して神様が目の前の問題を取り去ってくれることもあるでしょう。しかし、多くの場合、苦難の中にあっても、祈りを通して神様が死の淵から救ってくださることを経験するのです。神様のこの世におけるご計画は、旧約聖書から新約聖書に至るまで1つずつ成就しています。ですから私たちがやるべきことは、目を覚まして祈り、問題を神様の御前に持って行くことです。
②〜目を覚まして祈る〜 神様は私たち1人1人、そして、家庭においては家族皆で神様に仕えることを望んでいます。互いに仕え合う時、先ずは熱心に祈ることが大切です。私たちが神の家でともに過ごし、ともに祈り合い、ともに仕え合う時、その中にある神様の愛を楽しむことができます。おかれている状況を見定め、祈りの中で神様の御こころを探すのであれば、神様はきっと、私たちの呼びかけに応答してくれるでしょう。
 
2.深く愛し合うこと(8〜9節)
①〜切に愛し合う〜 “あなたがたは、真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、互いに心から熱く愛し合いなさい。”(1章22節)私たちが愛し合おうとする時、偽りの愛ではなく、切なる愛でもって熱く愛し合う必要があります。聖書によると「愛によって罪をおおう」とありますが、それは”隠す”ということではなく、愛をもって罪を犯した人を赦すことによって、その人は罪から離れられる、ということです。神様は私たちに、互いに愛し合うことを勧めています。
②〜もてなし合う〜 教会生活で大切なことは、礼拝の他に、互いにもてなし合うことによってフェローシップを守ることも含まれます。私たちがもてなし合い、分かち合うことによって、他の人たちが主の愛を見ることができるからです。”ですから、私たちは、機会のあるたびに、すべての人に対して、特に信仰の家族の人たちに善を行いましょう。”(ガラテヤ人への手紙 6章10節)
 
3.知恵を用いて仕え合う(10〜11節)
①〜 1人1人に賜物が与えられている〜 神様は1人1人に恵みによる賜物をお与えになっています。外交的な人も内向的な人も、神様はそれぞれの賜物をもって、奉仕に用いてくださいます。それによって、互いに仕え合うことが可能になり、物事を適切に前に進めることができます。
②〜賜物を用いて互いに仕え合う〜 賜物とは、神様の恵みです。神様が与えてくださった恵みは1人1人異なります。私たちは与えられた恵みを奉仕に用いなければなりません。神様は私たちに与えてくださった恵みを通して、苦しんでいる人を励まし、慰めを与えられます。
③〜賜物を使う〜 神様は1人1人、与えられた賜物を活かすよう、命じられています。私たちが賜物を用いる時、他の人が神様の愛を受け取ることになります。
④〜互いに仕え合うことによって神様に栄光をお返しする〜 私たちが行いを通して兄弟姉妹を愛そうとする時、周りの人たちからは、私たちの間に、確かに神様が住んでいて、愛してくださっていることがわかります。そのことを通して、他の人も私たちが信じる神様を信じようとします。私たちが互いに仕え合う時、神様にのみ、栄光をお返しすることができます。