「信仰のテスト」
ペテロの手紙Ⅰ1:3-9;姫井雅夫牧師

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私たちの人生には喜びが尽きない時があれば、思いがけない試練に遭い、悲しみの底に落ち込むときもあるでしょう（6節）。このような時、あなたはどのように反応し、またどのように受け止めていますか。
 
　3-4節：主が私たちになされること
　日本には八百万の神があり、滝行などの行いによって、自分自身を新しく変えようとします。しかし、本当の生まれ変わりは、人間の力によるものではなく、すべて主がなさることです。死からよみがえられたイエス様によって、どのような失望の底にあっても、私たちに「生ける望み」を与えてくださいます。また、新しく生まれさせるだけでなく、朽ちることのない資産、すなわち永遠の御国を受け継ぐようにもしてくださいました。
　これらは全て主がなさることですが、一方、私たちは何をする必要あるでしょうか。
 
　5節：心の扉を開けて、主の恵みを受け取る
　天地万物を創造された、愛に満ちた主。私たちのために命を投げ出してくださったイエス様を信じるとき、救いが与えられます。主が恵みや救いを用意しておられるのに、私たちはこれを断っていませんか。主は、あなたの心の扉の前に立って、扉をたたいていますが、無理矢理に扉を打ち破ることはされません。主は愛と忍耐をもって、扉が開くのを待っておられます。あなた自身が、扉の鍵をあけて、その扉を開く必要があるのです。
 
　6-7節：試練を通して信仰が磨かれ、祝福される
　試練の中で深い悲しみに遭おうとも、信仰をもったとき、主が慰めを与え、賞賛と光栄と栄誉としてくださいます。主の前に自分の罪を差し出し、「主を信じます」と祈りましょう。主がその穢れを取り除いてくださいます。試練の中でこそ、信仰によって、主の豊かな恵みを受け止めましょう。自分自身の頑張りや知恵に頼るのではなく、主による愛のはたらきを、信仰によって素直に受けとめて「イエス様」と呼びましょう。
 
　8-9節：信仰の結果である魂の救いを得ている
　人生には、思いがけない試練があります。心を開いて主により頼むとき、それを乗り越えさせてくださいます。この地上の生涯を閉じるときが必ず来ますが、私たちはイエス・キリストにあって、御国を相続する者に変えられていきます。
 
　今日、心の扉を開いて、「主よ」と祈りましょう。主が穢れを取り除いて、主があなたと共に人生を歩み、約束されている喜び・平安・永遠の命を与えてくださいます。