「イエスは湖の上を歩いていた」王鋭伝道師–2022.01.23


「イエスは湖の上を歩いていた」
ヨハネの福音書6:16-21;王鋭伝道師

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イエス様が湖の上を歩く奇跡をされました。イエス様はこの時期になぜこの奇跡を行ったのでしょうか。イエス様は5つのパンと2匹の魚で人々のお腹を満たしました。イエス様は人々に歓迎されました。しかしその後イエス様はこの民衆に裏切られます。イエス様は弟子もこれから試練にあうことをご存じでした。ですからイエス様の試練に直面させました。イエス様は無防備な戦いに出しません。

16-19節、マタイとマルコの同記事を見るとイエス様は故意に弟子たちから離れ山に退かれました。弟子たちは自分たちだけで船に乗り込み出航しなければならなかったのです。強風が荒れ始めました。この時の彼らの漁師としての経験は役に立ちませんでした。船は制御できず暗闇の中で方向も失われていたと思います。怖かったでしょう。私たちの人生には突発的な問題が発生します。私たちは弱い者です。主の言葉がなければ私たちにどれだけの学問があったとしてもなんの役にも立ちません。神だけが私たちに望みを与えることができます。イエス様は世界を造られて創造主です。イエス様は弟子たちを備えようとしています。

弟子たちは目の前で湖を歩いておられるイエス様を見ました。イエス様は「わたしだ」と仰いました。この「わたしだ」は神がモーセにご自身を示されたときに用いた言葉です。この奇跡を通して私たちに示されていることは、私たには頼れるお方がおられるこということです。私たちは計画を立てます。しかし私たちの想像を超えたことが突然的に起こります。その時私たちは力がないものだと示されます。私たちはなんの準備をしていませんがイエス様はすべてご存じです。外が暗闇であったとしても神の霊はこの水の上を歩かれます。最悪な状態であったとしても神は御座におられるのです。

私たちにはもう一つ望みがあります。それはイエス様が私たちを見つけに来てくださいます。私たちが絶望だと思うことがあっても、イエス様は湖の上を歩いておられ、私たちが見失った方向から思いもよらない方法で、イエス様は私たちを見つけに来てくださいます。

またペテロもイエス様と同じように水の上を歩いた奇跡があります。しかし彼は何歩も歩かないうちに信仰が薄れて沈みかけました。ペテロが助けを求めるとイエス様はすぐにペテロに手を伸ばされました。主はペテロの弱さをご存じでした。ペテロが必要な時にイエス様は手を伸ばしてくださいます。私たちが主の御名前を呼び求めた時、主は必ず御手を差し伸べてくださいます。私たちがもがいている時、イエス様は私たちに向かって歩いて来てくださいます。私たちを探し助けてくださいます。イエス様について来た群衆は間もなくイエス様から離れていきます。イエス様は弟子たちに「まさか、あなたがたも離れたいと思うのではないでしょう。」と弟子たちに問います。ペテロは「主よ。私たちがだれのところに行きましょう。あなたは、永遠のいのちのことばを持っておられます。」と答えました。奇跡が無ければペテロはこのような言葉は出てこなかったでしょう。イエス様はこのようにペテロを訓練されたのです。

私たちの人生で突発的な出来事が起こります。それでも私たちの神の霊は水の上を歩かれることを覚えましょう。私たちも「主よ。私たちがだれのところに行きましょう。あなたは、永遠のいのちのことばを持っておられます。」と宣言しましょう。主こそが私たちの神であり望みを与えてくださるお方です。