「シャレム王の祝福とソドム王の財産」王鋭伝道師–2021.10.03


「シャレム王の祝福とソドム王の財産」
創世記14:17-24;王鋭伝道師

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アブラムは318人の兵士で大きな国に勝ちました。アブラムは成功しました。アブラムはこの時この世の生活において頂点に立っていると言えます。人が成功すると選択肢や誘惑が増えます。17節、二人の王からアブラムにオファーがありました。

18-20節、メルキゼデクはアブラムにパンと葡萄酒また天地を造られた神の祝福を与えました。それで終わりです。これがメルキゼデクのオファーです。またアブラムはすべての物の十分の一を彼に与えました。これはアブラムが直面した第一の選択肢です。ソドムの王ベラからのオファーがあります。21節、虜にされたソドムの王を含む5人の王をアブラムが助けました。ですからソドムの王は「人々は私に返し、財産はアブラムに与える」といいました。その代価としてアブラムは何もすることはありません。これはアブラムが直面した第二の選択肢です。

アブラムはメルキゼデクとベラどちらのオファーを選ぶのでしょうか。シャレムの王メルキゼデクの名前には平和と義の王という意味があります。ソドムの王のベラという名前には罪の中にあるという意味があります。義を選ぶなら食べ物と飲み物、それに目に見えないが祝福が与えられます。罪を選んだらソドムの王のすべての財産を手に入れることができます。義を選ぶなら自分の十分の一を差し出さなければなりません。罪を選んだ場合は代価を支払う必要はありません。あなたなら義と罪のどちらを選びますか。

22節-23節、アブラムはベラにきっぱりと答えました。「私は天と地を造られた方に誓う。糸一本、くつ紐一本でもあなたの所有物から私はとらない。アブラムを富ませたのは私だと言わせないためです。」もし糸一本でももらったなら、アブラムはベラの奴隷となります。ベラを拝んでいることになります。

神はアブラムがソドムの王に会うことをご存じでした。ですからメルキゼデクがソドムの王と会う前に神の祝福を携えて現れました。アブラムを強め罪の力に打ち勝つ力を与えました。メルキゼデクは義の王であり祭祀です。平和の君です。私たちの主イエスは永遠の大祭司です。その方が私たちにパンと葡萄酒、そして神に祝福を与えてくださいます。主イエスもアブラムが受けたと同じ誘惑を受けました。サタンは主イエスに「私を拝みなさい、そうすればすべての国々の栄華を与える」と誘惑しました。代価は不要です。サタンを拝めばいいのです。しかし主イエスは「されサタン。あなたの神を礼拝し神だけに仕えよ」と答えました。これはどちらを王とするか、どちらを礼拝するかという選択です。天地万物を造られた神か、それともサタンか。サタンの欺き信じてはいけません。ソドムの王の道に入ってはなりません。聖書によれば天から降ってくる消えない火がサタンとその手下を焼き尽くします。アブラムは正しい選択をしました。シャレムの王を選び、ソドム王を拒みました。どちらの王につくか、神を礼拝するのかサタンを礼拝するかの選択です。

主イエスはサタンの試みに勝ちました。私たちの大祭司となられました。ですから私たちは恐れることなく神の恵みの前に立つことができます。そこに神の憐みと恵みと慈愛があります。アブラムは神の助けにより二回目の勝利をおさめました。どうか主イエスの霊が神の子である私たちを助けてくださいますように。日々正しい選択と勝利の生活をおくることができますように。