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見よ。あなたの王があなたのところに来られる。  

2008 / 03 / 16            

講師  李宏裕牧師  
聖書箇所  ゼカリヤ9:9−10         
記録  酒井美音子   
 

 今日は棕櫚の日です。即ち、イエス様が十字架に架る一週間前の事でした。ゼカリヤ書の中で、「見よ。あなたの王があなたのところに来られる」とありますが、後に一人の王がエルサレムに入城すると預言しました。この預言は成就されました。イエス様はろばに乗って、エルサレムに入城され、多くの群衆は棕櫚の枝を取って、イエス様を出迎えました。熱狂した群衆の多くは、まるでイエス様をユダヤの王として迎えているようでした。イエス・キリストが来られたのは、私たちの王になるためでした。この王は正しい方、救いを賜り、勝利を得た方、柔和な方です。

    i)まず、この3つ面からこの王について考えてみたいと思います(9節)。

  1. 彼は正しい方です。地上にはたくさんの王がいましたが、誰もイエス様のようになることができませんでした。聖書の中に有名なダビデ王がいました。彼は主の心にかなった王でしたが、義なる王となることができませんでした。Tサムエル17:47、ダビデがゴリアテと戦った時に、勝利を得るのは、自分の力によるのではなく、神の力にたよるということを分かっておりました。神様は彼を用いて、王にしました。しかし、後に彼は王となって、権力を握った時に、姦淫と殺人の罪を犯しました。地上の王はすべて、権力を握ると、堕落してしまいます。権力を握って、「義」のままでいられる人はおりません。ヨハネ5:30、イエス様は遣わした方の意志と同じでした。つまり、天の父なる神様と一つになりました。「義」とは天の父なる神様のみことばに聞き従うということです。

  2. 彼は救いを賜り、勝利を得られた方です。この世界に世界中を征服した王はたくさんおりましたが、死に打ち勝つことができた王は誰一人いません。アレキサンダー大王は世界を征服しましたが、彼が死んだ時何一つ持っていくことができませんでした。彼は死に打ち勝つことができませんでした。イエス・キリストだけが死に打ち勝ち、また彼を信じた人々をも死に打ち勝ちことができるのです。

  3. 彼は柔和な方です。イエス様は子ろばに乗ってエルサレムに入城しました。これは神様の御旨に従う、柔和なお姿です。イエス様は天の父なる神様の御旨に従い、十字架につけられる準備を致しました。

    ii)彼はどのようなものをもたらせたでしょうか?

10節、「戦車をエフライムから、軍馬をエルサレムから絶やす。戦いの弓も断たれる」。「エフライムは北イスラエルを表し、「エルサレム」は南ユダを表しております。この二つの言葉はイスラエル民族を表し、すなわち神の民を表しております。神の民は戦車や軍馬を使って戦うのではありません。このお方が来られる時、神の民をこの地上から連れ出します。この戦いの対象はこの地上の人々ではなく、悪霊との戦いです(エペソ6:12)。

 10節、「この方は諸国の民に平和を告げ」、イエス・キリストはこの地上に平和をもたらすためにやって来ました。彼は私たちに敵のために祈り、敵を愛しなさいと教えました。ですから、私たちはこの地上の人々を愛し、彼らのために祈らなければなりません。

 最後に、この王はエルサレムに入り、新しい支配権をもたらせました。10節、「その支配は海から海へ、大川から地の果てまでに至る」。「海から海へ」とは、地中海から死海まで、「大川から地の果て」とはユーフラテス川から西の果てと言う意味です。すなわち、陸地のある所はすべて支配権が及んだことを意味しております。エルサレムに入城された王は地の果てまで支配権を握りました。

 マタイ28:19、イエス・キリストが天に昇られる前に「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい」と言われました。彼の権威、彼の福音は地の果てまで伝えられるのです。旧約聖書の預言は、私たちの時代に成就しようとしております。この2000年の間、この福音はヨーロッパ、アメリカ、東洋に伝えられました。ですから、このみことばを成就し続けております。私たちは続けて福音を伝えていかなければなりません。

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