ヨセフはユダヤ人の先祖ですが、エジプトの最高指導者になった人物であります。ヨセフは主に用いられるが為に多くの試練を与えられました。しかし信仰によってその試練を乗り越えたのです。主は目的を持って試練を与え、用いられるのです。
ヨセフの家庭環境は恵まれたものではありませんでした。ヨセフの父ヤコブには4人の妻がいて、12人の子供に恵まれました。親というものは子供を平等に愛するべきなのですが、ヤコブは11番目のヨセフを一番愛していました。当時は長男が一番愛される立場にあったのですが、ヤコブは違いました。そして、あからさまにえこひいきをするようになり、他の兄弟たちはヨセフをねたむようになりました。良い兄弟関係を保つことは、現代でも難しいことであります。
ある時ヨセフは自分が見た夢を兄弟たちに話し、兄弟たちは更にヨセフを憎むようになったのです。その夢の内容は、将来、ヨセフが王になるということだったのです。当時は聖書がなかったので、神様は夢や幻によって、将来の計画をお示しになったのです。ヨセフは霊的にはとても素晴らしく、また、管理する能力も持っていました。ヨセフはまた、他の夢を見て兄弟たち、そして父にも話したのです。その内容は、父母兄弟たちがヨセフを伏し拝むようになるということでした。それを聞いた兄弟も父もヨセフをねたみましたが、父は彼を愛していたので、神がヨセフに示したご計画を心に留めていました。それからヤコブは、遠くにいるヨセフの兄たちのところに彼をやろうと願うようになり、その思いが現実へと移って行きました。
2000年前、イエスキリストがこの世に現れ、私たちの罪のために死んで下さり、蘇って下さいました。私たちを愛しておられるからです。イエス様は、ご自分に罪を犯すも者の為にも祈りました。もし私たちが誰かに憎しみを抱いているのなら、主に祈らなければなりません。イエス様を思い、人を赦す心を願い求めるのです。
ヨセフの兄弟たちは、ヨセフをエジプトに売り飛ばし、父にはヨセフが死んだと告げました。ヤコブは、自分がえこひいきをしたヨセフの死を非常に悲しみました。
主は全ての人を平等に愛しておられます。「神にはえこひいきなどはないからです」(ローマ2;11)。そこには、憎しみ、ねたみは一切ありません。主は全ての人に太陽、雨、空気を与えられます。しかし、主を信じている人には更に、永遠の命を与えられると約束して下さっているのです。